そして別居へ

「私が子どもたちの前で笑っていられる間に、私から離れてください」

元妻から言われた一言が今でも頭に強く残っています。

妻から伝えられた離婚の理由は、いわゆる「モラハラ」でした。妻も決意は固まっていたものの、ひどく混乱していたのだと思います。子どもたちの環境を変えたくないからと、私に家から出て行くように言いました。普段の私は仕事が忙しく、週末だけ家に帰ってくるという設定で、離婚してもしばらくは子どもたちには伝えないという筋書きでした。今からちょうど2年前、2022年6月の出来事でした。

やはり、すぐには飲み込めませんでした。こんなに家庭に尽くしてきたのに、なぜ離婚なのか。その日から都度話し合いの場を設けましたが、妻の決意は変わりません。

私の何が悪かったのか、再構築する余地は残されていないのか、この頃はまだなんとかなるだろうと、高を括っているところもありました。

子どもができてからというものの、夫婦水入らずで話をすることも中々なく、直前の結婚記念日は2人で食事に行こうと誘ったところでしたが、あっさり妻には流されてしまいました。まさか久しぶりの夫婦の会話がこのような話になろうとは。

そうこうしている間に、2022年8月、私にとっての悪夢が起こります。これから離婚が成立するまでの1年半、まるで生き地獄のはじまりでした。

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